学生時代に学んだことと、

資格を活かして経験を積み、

提案できる技術者をめざす

福士 裕人Hiroto Fukushi

保安部 保安第二グループ 第二課 第一係 東京班
2020年新卒入社

2020年東京理科大学工学部電子工学科卒業。大学時代は通信・情報、エレクトロニクス、エネルギー・制御といった分野を学び、大学3年からはスマートグリッドやDR(デマンドレスポンス)を研究する研究室に所属。送配電の仕組みから最新のシステムなどについて学び、日本テクノに入社した。

※所属部署は2023年3月現在

学生への応援メッセージ

入社の動機

学んだ知識が実践で活かせるダイナミックな環境が魅力

研究室在籍時に偶然日本テクノのことを知る機会があり説明会に参加しました。発電事業をはじめ、保安管理や電力コンサルティングなどインフラとしての電気について川上から川下まで事業を展開しており、自分の学んだことが活かせることに魅力を感じました。就職活動時には電子工学の知識を活かせる企業として候補が5社ほどありましたが、日本テクノは内定までのスピード感が他社より速かったため「期待されている」と感じ、他社を断り入社を決めました。

学生時代に力を注いだこと

電気工学の知識習得に努めた

アルバイトやサークル活動もしていましたが、もっとも興味があって力を入れたことは学業です。毎週課題や実験レポートの提出があり大変でしたが、よい同級生や先輩に出会え、何とか続けることができました。プログラミングやシステム構築にも興味があり、研究室では国が提供しているビルエネルギー管理マネジメントシステム(BEMS)のデータを自動で巡回してダウンロードしてくるプログラムを組み、天候データを重ね合わせ、電力需給のバランスがどう変化するかを予測する研究などを行っていました。なお、学生時代に電気主任技術者の試験を受け、2科目合格しました。その後入社してからさらに2科目に合格し、晴れて「第三種電気主任技術者」の資格を取得しました。学生時代に学んだことが今、実地で役立っているのを実感しています。

PICK UP

電気主任技術者

電気主任技術者になるためには電気主任技術者試験に合格する必要があります。資格には第一種、第二種、第三種があり、第一種以外は点検できる設備に制限があります。第三種の資格試験が行われるのは年に2回で、一般財団法人電気技術者試験センター  によれば2022年上期は受験者数33,786人に対し、合格者数は2,793人、合格率は8.3%という「狭き門」です。

仕事のやりがい

自分の知識で問題を解決できた時がうれしい

日本テクノの保安部門はお客さまの受変電設備の保安管理を外部委託としてお受けし、お客さまの事業場で月次・年次の保安点検を行います。電気設備で異常が発生した際、自分が学んだ知識や経験をもとに対応し、解決できたときに喜びとやりがいを感じます。ただ、まだまだ先輩にフォローしていただきながらの作業なので、もっと経験を積んで知識を増やし、いろいろな案件に対応できるようになりたいです。

職場環境

活躍のフィールドは全国に広がっている

私が配属されている東京班はお客さまが多いので、ベテランから若手まで多くの社員がいます。こうした環境のため、得られる知識は多いと思っています。一方、メガソーラーなど地方にしかない物件もあるため、活躍のフィールドは全国に広がっています。現在の私は諸先輩やフレッシュな後輩たちから刺激を受けられる恵まれた環境にあることに感謝しながら、切磋琢磨し合い、知識と経験を増やしています。

今後の目標

お客さまの置かれた状況を理解し、アドバイスできるようになる

お客さまの電気の安全・安心を第一に考え、その上でお客さまの置かれた状況に合わせて電気設備の更新など最適な提案ができる技術者をめざしています。駅前のテナントビルから山間部にある工場など、日本テクノのお客さまは多種多様で、電気保安に関する考え方も多岐にわたります。そのような事情を踏まえ、お客さまの電気設備の運用についてご提案できるようになることで、一層喜んでいただきたいです。

1日のスケジュール

  • 08:00

    出社

    10時から12時まで停電して年次点検を行う予定のため、1時間早い勤務シフトで出社した。少し離れた駐車場に向かい、点検道具を積み込んで出発。朝は道が混むので早めに移動。

  • 09:00

    A社訪問 竣工検査・年次点検

    停電前の準備作業に入る。本日は新設の受変電設備(キュービクル)の竣工検査を行ったのち、既設のキュービクルの年次点検を行う。

  • 10:00

    竣工検査開始

    感電事故防止のため二重・三重に安全措置を講じてから停電して機器の点検に入る。まずは新設するキュービクルの竣工検査を行ったが、異常は認められなかった。

  • 11:00

    年次点検開始

    続いて既設のキュービクルについて性能劣化の有無を調べる年次点検作業に入る。

  • 12:00

    竣工検査・年次点検終了

    特に大きな不具合はなく、検査・点検を終了して復電。電気の供給に異常がないことを確認して撤収。

  • 12:30

    東京サービスセンター 到着

    点検器具を車から降ろし、元あった場所に戻す。定位置管理が基本。

  • 12:35

    昼休憩

    近所の飲食店で一緒に点検を行った先輩・後輩とランチ。

  • 13:35

    事務作業

    報告書を作成。さらに日本テクノ協力会・日電協の会員に向けた研修の資料づくりを行う。

  • 17:00

    退社

休日の過ごし方

休みの日は近隣の観光スポット巡りをしています。都内をはじめ、千葉県や神奈川県などが中心ですが、東京は交通網が発達しているのでどこに行くにも便利です。
また、当社には社員同士の親睦を図る場としてサークル活動があります。最近、体力づくりを意識してランニングサークルに加入しました。月に1~2度のペースで皇居の周りを走っており、これもよい気分転換になっています。

PICK UP

サークル活動

当社は福利厚生の一環として社員が参加できるサークル活動を用意しています。サークルは社員が自発的に設立でき、誰でも参加することができます。社員同士の親睦を深め、協調性を磨くほか、より豊かな感性、知識、技能などを身につけることが目的で、部署や役職、年齢、性別を超えて交流を図ることができます。また、活動支援として補助金が支給されます(設立および運営には一定の条件があります)。
そのほか、さまざまな福利厚生で社員の働きやすさをバックアップ。詳しくはこちら  をご覧ください。

※取材:2023年3月
※所属部署・取材内容は取材当時のものです。一部現在とは異なる場合があります。
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