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新人時代の上司の教えが

安全な保安業務の礎に

平野 明良Akira Hirano

保安部 保安第三グループ 第三課 第一係 福岡班
主任 / 2017年新卒入社

高校卒業後、東海地方で物流業の会社に就職するが、たまたま目にした電気工作物の点検作業に興味を抱く。地元の熊本へ帰郷し、あらためて熊本工業専門学校電気システム科に入学し、電気システムに関する知識を身に付けた。

※所属部署は2023年3月現在

学生への応援メッセージ

入社のきっかけ

偶然の出会いがその後の進路を決定づけた

高校卒業後一度就職しましたが、そこでの同僚が電気科の卒業で、その方が勤務先の高圧受変電設備の点検作業を行う現場をたまたま見学する機会がありました。そこで電気主任技術者という職業を知り、調べるうちに「電気主任技術者になりたい!」と思うように。まだ10代でしたので、思い切って帰郷し専門学校に入り直すことにしました。就職活動の時期になると学校に各社からの求人票が貼り出されるのですが、日本テクノは一番早くに貼り出されており、それを見て興味をもちました。電気保安業界では民間トップクラスの会社だと知り、安定して働きながら経験が積めそうだと感じたのが決め手です。

PICK UP

電気主任技術者

電気主任技術者になるためには電気主任技術者試験に合格する必要があります。資格には第一種、第二種、第三種があり、第一種以外は点検できる設備に制限があります。第三種の資格試験が行われるのは年に2回で、一般財団法人電気技術者試験センター  によれば2022年上期は受験者数33,786人に対し、合格者数は2,793人、合格率は8.3%という「狭き門」です。

学生時代に力を注いだこと

スポーツ一色の学生時代

専門学校では2年間という在学期間で単位を取っていかなければならないため、学業一筋でした。一方で中学・高校では卓球部に所属し、部活動一色の学生生活でした。特に高校では、授業が終わったあとの15時半頃から、遅いときは22時頃までみっちり練習。休みはお正月の三が日しかないくらい、青春を捧げました(笑)。

仕事のやりがい

お客さまや技術者の力に
なっていると実感できる日々

「急に停電してしまった」など、緊急で対応を行うことがあります。状況はさまざまですが、自分の対応で問題なく復旧できたときはやりがいを感じます。電気が使えないとお客さまの事業活動がストップしてしまうので、早く確実な復旧が望まれます。ほっとした表情で「ありがとう」といっていただけると、安心してもらえてよかった、と思いますね。また、保安点検を担当いただいている技術者の方からもご相談をいただくことがあり、人手不足や技術的なお悩みを解決できると「お力になれた」と達成感があります。これらは、経験豊富な上司・先輩方からの教えが積み重なり対応できるようになったことです。皆さんから頼られる保安部員に成長していけるよう、これからもがんばります!

働く環境

変則シフトはあるけれど、
プライベートも充実

高圧の電気を使う事業場では年に1度、法律で定められている年次点検を行います。停電をともなう大がかりな点検となり、お客さまの事業場が稼働していないときに対応することが多いため、休日や早朝、深夜の出勤があるのは仕方がありません。ただ、代休はしっかり取得できています。同じ部署の皆さんもオン・オフともにスケジュールをきちんと調整してプライベートも充実させていますし、個人的な事情としては、看護師の妻と平日に休みを合わせられるので、むしろよいと感じています。

今後の目標

大規模設備など、まだ見ぬ設備への尽きせぬ興味

保安部員として経験を積んで7年目になりますが、特別高圧など規模の大きな設備にも興味があります。そういった設備は、これまで自分が見てきた高圧物件とは内部構造や設備自体も違ってきます。まだ見ぬ世界を見てみたいという気持ちがあるものの、それには経験や資格も必要。いずれそういった道も拓けるよう、普段から技術力を高め、資格取得に向けた勉強にも励みたいと考えています。

1日のスケジュール

  • 06:30

    出社

    この日は午前中に遠方の対応が入っているため、早出シフトに変更して出勤。出発前にメールチェックなどの社内業務を済ませる。

  • 09:00

    A社訪問 年次点検

    年次点検を担当する日本テクノ協力会・日電協の電気管理技術者と現場で合流。点検開始前に設備の状態などを確認する。確認項目をもとに、作業場の注意事項などをすり合わせる。電気事故を起こさないよう、安全配慮を徹底する。

  • 10:00

    年次点検開始

    年に1度の総点検。すべての電源を落とし、高圧受変電設備の状態を徹底的に調べる。今回は担当技術者が事前にしっかりと準備してくれていたこともあり、スムーズに作業が進んだ。作業中は技術者の癖や考え方を考慮しながら安全指導も行う。祖父と孫ほど年の離れた相手なので失礼にならないように気を付けつつ、伝えるべきことはしっかりと伝える。

  • 11:30

    年次点検終了

    復電を確認し年次点検終了。技術者と点検結果を共有し、次の現場へ向かう。

  • 13:30

    昼食

  • 14:30

    B社訪問 工事費見積り作業開始

    日本テクノエンジ(グループ会社)からの依頼で、工事費見積りの立会いを行う。PAS(負荷開閉器)とケーブルの交換工事にかかる費用を見積るため、現場調査を行う。一号柱から高圧受変電設備までのケーブルの敷設状況などを綿密に確認。ケーブルが基礎に埋設されているように見え交換工事は難しいと思われたが、お客さまに事情を説明したところ床下に進入経路があることが分かり、通常の工事で対応可能と見積りができた。

  • 15:30

    工事費見積り作業終了

  • 17:00

    帰社・片づけ

    B社での調査が思いのほか時間がかかってしまったため、予定より帰社が遅くなってしまった(本来は15:30までの勤務)が、安全で確実な工事のためには必要な工程。翌日は終日社内の予定なので、デスクワークは明日行う。片づけと上司への報告を行い、この日の業務は終了!

  • 17:30

    退社

休日の過ごし方

自宅の近所に1周約2kmの公園があるので、身体を動かしたくなるとランニングをしています。長期で休みが取れる際は温泉地めぐりをするのが楽しみ。夫婦そろって温泉好きなので、国内の色々な温泉に行ってみたいです。

※取材:2023年3月
※所属部署・取材内容は取材当時のものです。一部現在とは異なる場合があります。
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